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アイテム詳細
古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)
Heinrich Schliemann(原著)
関 楠生(翻訳)
新潮社
グループ:Book /ランキング:39183
価格:¥ 380
発売日:1977-08 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
男のロマン?
(2008-12-08)
本書を何故手にとったかというと…何の本だったか忘れてしまったのですが、土井英司さんのオススメ書籍として紹介されていて(たぶん。)、気になって買ってみたという経緯でして…
奥付を見てみると、やはり結構売れているようで、38刷でした。
シュリーマンは、子供のころ、お父さんが読み聞かせてくれたギリシャの歴史物語に夢中になります。そしてなんと、大人になってから、物語に出てくる「トロイア戦争」は実際にあったことだという信念を裏付けるべく、古代史の研究、発掘をはじめ、見事証明するというなんとも青くさく情熱的な一生を送った人の自伝でした。「オーラの●」的に言うと、「前世はギリシャ人で、トロイア戦争の兵士でした」系なのでは〜??(笑)なんて思ってしまいました。
ご本人はドイツ人さんですが、もちろん結婚した奥さんは「ギリシャ人」です。私には、これほどまでにこの本が人気がある理由が正直よくわかりませんでした。男のロマンってやつなのでしょうか。また30代か40代になって読んでみたら良さがわかるのかな。ただ、シュリーマンさんの情熱には、本当に感服!! また、商売で巨万の富を築いているので、仕事もできて、青春の心も失わないイイ男だったのだろうことはわかりました。
ことを成すことの凄さ
(2008-01-19)
有名な話なのでご存知の人も多いと思うが、実際に読んだ人はそう多くは無いかもしれない。
本書は、幼少の頃抱いた夢を実現させたというシュリーマンの生涯について書かれている。
現在では、これは事実と異なるといわれているが、私財を投げ打って発掘し、エーゲ文明の存在を実証した彼の功績は非常に大きい。
事業の成功により財をなし、十ヶ国以上の言葉をマスターしたシュリーマンは考古学者というよりは、語学堪能な実業家だと思うが。
薄い本なのですぐに読める。
他国語習得の参考に
(2007-10-29)
シュリーマンのあまりにも有名な自伝ですから読まれた方も多いと思います。
私にとっては、とりわけ語学習得方法が参考になりました。
他国語の原書を1冊、まるごと暗記するという方法です。
シュリーマンは、さらりと書いてありますが、実際にはその難しいこと!
でも、この暗記してしまうという方法は実用的です。
好きな短編小説を暗記すれば、それだけで語彙も文法も確実に習得できます。
この自伝には、学問修得への方法がいろいろと書かれています。
自伝・伝記ものの本の中で、ベストセラーとして残る理由がここにあると思います。
学問への意志を見出すことが出来る
(2007-07-22)
本書は、読書感想文の候補となる本のひとつであろう。
この本を読むと理解できると思うが、シュリーマンの成功は少年時代にある。少年のシュリーマンは、古代の歴史に強烈な興味を抱いていた父親からホメロスの英雄たちの功績、トロイア戦争のさまざまな出来事、の物語を語ってもらったことにより感銘を受けた。その後シュリーマン自身商人として成功しながらも古代への想いをさらに強めていく様子が力強い言葉で描かれている。
ここには、学問を志す人のひとつの純粋な精神の有り方を見出すことが出来る。
このため、これから立ちはだかるであろう学問の障壁へ向かおうとする人々にとっても読まれるべき本である。
一方、遺跡に関する後半の具体的な記述が、もっと図示されていたなら理解が更に深まったのではとやや悔やまれるが、この部分は他の著書に当たるべきなのであろう。
夢に生きる素晴らしさ
(2007-05-10)
幼い頃の夢を追い続け、あらゆる困難を乗り越えて偉大な業績を成し遂げたシュリーマンの自伝。
幾つかある中で最も内容がまとまっているように思う。
彼は8才の時クリスマスに世界史の本をプレゼントされ、以来トロイア発掘を夢見るようになる。
貧しい牧師の出身ながら辛酸を通過してギリシャ有数の大富豪となり、私財を投じて「トロイア」を発掘した。
実は彼が発見した「トロイア遺跡」は今、年代が一致しないという批判を受けるようになっている。また当時の考古学者は「素人の発掘作業である」として難色を示していた。
しかし、彼の方法は考古学にあるパラダイム転換をもたらした。
当時古典文献学は叙事詩や歴史文献を単なる空想の産物とみなし、芸術として批評する向きがあった。発掘作業も建築学・美術的な観点からの遺跡解明が旨であり、出土する装飾品・日常品には意味を見出さなかった。
つまり、古代の生活をつまびらかに知ることなどできない、という前提に立っていた。
これに対しシュリーマンの方法とは、ホメロスの叙事詩を史実の反映とみなし、これらを裏付ける証拠を地中から取り出し、古代の歴史文化を明らかにしようとするものだった。
この行動主義的姿勢が、当時発展途上だった先史学の動きや、科学的年代測定法などの確立と結びついて、発掘を補助手段として幅広い歴史研究をおこなうダイナミックな近代学問に発展。
ここから、近代以降の偉大な研究業績が生まれていったのである。
シュリーマンは信念と夢によって、逆境を克服し、近代学問の枠組みを変えた。この事実は歴史に揺るぎなく刻まれ、私たちを励ましてくれる。
なお、本書で紹介されている彼の外国語習得法は、学習者にとって非常に参考になる内容なので簡単に示しておく。
・聴衆をおいて、意味にこだわらず何度もテキスト(小説など)を音読する。
・興味ある事柄について毎日作文を書き、添削してもらう。
・気に入った物語を丸暗記する。
今日的視点からも合理的で優れたやり方であるが、この学習法の基本的姿勢もまた、夢・情熱に支えられた観点から生まれていることに注目したい。
彼はこの方法で実に、18カ国語を習得したという。
おすすめ度:
男のロマン?
本書を何故手にとったかというと…何の本だったか忘れてしまったのですが、土井英司さんのオススメ書籍として紹介されていて(たぶん。)、気になって買ってみたという経緯でして…
奥付を見てみると、やはり結構売れているようで、38刷でした。
シュリーマンは、子供のころ、お父さんが読み聞かせてくれたギリシャの歴史物語に夢中になります。そしてなんと、大人になってから、物語に出てくる「トロイア戦争」は実際にあったことだという信念を裏付けるべく、古代史の研究、発掘をはじめ、見事証明するというなんとも青くさく情熱的な一生を送った人の自伝でした。「オーラの●」的に言うと、「前世はギリシャ人で、トロイア戦争の兵士でした」系なのでは〜??(笑)なんて思ってしまいました。
ご本人はドイツ人さんですが、もちろん結婚した奥さんは「ギリシャ人」です。私には、これほどまでにこの本が人気がある理由が正直よくわかりませんでした。男のロマンってやつなのでしょうか。また30代か40代になって読んでみたら良さがわかるのかな。ただ、シュリーマンさんの情熱には、本当に感服!! また、商売で巨万の富を築いているので、仕事もできて、青春の心も失わないイイ男だったのだろうことはわかりました。
ことを成すことの凄さ
有名な話なのでご存知の人も多いと思うが、実際に読んだ人はそう多くは無いかもしれない。
本書は、幼少の頃抱いた夢を実現させたというシュリーマンの生涯について書かれている。
現在では、これは事実と異なるといわれているが、私財を投げ打って発掘し、エーゲ文明の存在を実証した彼の功績は非常に大きい。
事業の成功により財をなし、十ヶ国以上の言葉をマスターしたシュリーマンは考古学者というよりは、語学堪能な実業家だと思うが。
薄い本なのですぐに読める。
他国語習得の参考に
シュリーマンのあまりにも有名な自伝ですから読まれた方も多いと思います。
私にとっては、とりわけ語学習得方法が参考になりました。
他国語の原書を1冊、まるごと暗記するという方法です。
シュリーマンは、さらりと書いてありますが、実際にはその難しいこと!
でも、この暗記してしまうという方法は実用的です。
好きな短編小説を暗記すれば、それだけで語彙も文法も確実に習得できます。
この自伝には、学問修得への方法がいろいろと書かれています。
自伝・伝記ものの本の中で、ベストセラーとして残る理由がここにあると思います。
学問への意志を見出すことが出来る
本書は、読書感想文の候補となる本のひとつであろう。
この本を読むと理解できると思うが、シュリーマンの成功は少年時代にある。少年のシュリーマンは、古代の歴史に強烈な興味を抱いていた父親からホメロスの英雄たちの功績、トロイア戦争のさまざまな出来事、の物語を語ってもらったことにより感銘を受けた。その後シュリーマン自身商人として成功しながらも古代への想いをさらに強めていく様子が力強い言葉で描かれている。
ここには、学問を志す人のひとつの純粋な精神の有り方を見出すことが出来る。
このため、これから立ちはだかるであろう学問の障壁へ向かおうとする人々にとっても読まれるべき本である。
一方、遺跡に関する後半の具体的な記述が、もっと図示されていたなら理解が更に深まったのではとやや悔やまれるが、この部分は他の著書に当たるべきなのであろう。
夢に生きる素晴らしさ
幼い頃の夢を追い続け、あらゆる困難を乗り越えて偉大な業績を成し遂げたシュリーマンの自伝。
幾つかある中で最も内容がまとまっているように思う。
彼は8才の時クリスマスに世界史の本をプレゼントされ、以来トロイア発掘を夢見るようになる。
貧しい牧師の出身ながら辛酸を通過してギリシャ有数の大富豪となり、私財を投じて「トロイア」を発掘した。
実は彼が発見した「トロイア遺跡」は今、年代が一致しないという批判を受けるようになっている。また当時の考古学者は「素人の発掘作業である」として難色を示していた。
しかし、彼の方法は考古学にあるパラダイム転換をもたらした。
当時古典文献学は叙事詩や歴史文献を単なる空想の産物とみなし、芸術として批評する向きがあった。発掘作業も建築学・美術的な観点からの遺跡解明が旨であり、出土する装飾品・日常品には意味を見出さなかった。
つまり、古代の生活をつまびらかに知ることなどできない、という前提に立っていた。
これに対しシュリーマンの方法とは、ホメロスの叙事詩を史実の反映とみなし、これらを裏付ける証拠を地中から取り出し、古代の歴史文化を明らかにしようとするものだった。
この行動主義的姿勢が、当時発展途上だった先史学の動きや、科学的年代測定法などの確立と結びついて、発掘を補助手段として幅広い歴史研究をおこなうダイナミックな近代学問に発展。
ここから、近代以降の偉大な研究業績が生まれていったのである。
シュリーマンは信念と夢によって、逆境を克服し、近代学問の枠組みを変えた。この事実は歴史に揺るぎなく刻まれ、私たちを励ましてくれる。
なお、本書で紹介されている彼の外国語習得法は、学習者にとって非常に参考になる内容なので簡単に示しておく。
・聴衆をおいて、意味にこだわらず何度もテキスト(小説など)を音読する。
・興味ある事柄について毎日作文を書き、添削してもらう。
・気に入った物語を丸暗記する。
今日的視点からも合理的で優れたやり方であるが、この学習法の基本的姿勢もまた、夢・情熱に支えられた観点から生まれていることに注目したい。
彼はこの方法で実に、18カ国語を習得したという。
